STORY
転校を繰り返す少年、中一友(あたりかずとも) いつからか彼はこう思うようになっていた。 友達なんて作っても意味がないと。 高校二年、転入先の高校はまさにその夏、 キセキの快進撃で甲子園行きを決めた高校である。 彼は転入早々ひょんな事から、飲一茶(のみいっさ)通称ヤムチャに目を付けられ、 青春部なるものに半ば強引に加入させられるのであった。 15年後、すっかり大人になった青春部のメンバーは、 ほとんど連絡を取ることも無く、それぞれの生活を送っていた。 大人になるにつれ、多くの事を知り、多くの事に怯え、多くの事に折り合いをつける。 そして、いつの間にか『あの頃』の強烈な日々に蓋をする。 だが、【ある出来事】をきっかけにその蓋は外れ、強烈な日々が溢れ出す。